こぶしの芽吹き 地球のリズム 

僕は、モクレン科のコブシという木が好きで、この時期になると良く目に留まるんです。落葉樹は自らの身を切り、落とした葉は大地の養分となり、冬は自分の骨身をさらし地面に生きる生物も光と熱を伝え、夏には厳しい日差しから守り涼しくしてくれる。この営みに、抗い難い宇宙のリズムのようなものを感じ、必死に存在し続ける意味を感じる気がするんです。自分の為、誰かの為に、大切な何かの為に。春はもうそこまで来ているようです。